ベンチマーキングツアー報告


1.開催日
  平成24年10月16日(火)
2.内容
  千葉県の「連携・協働による地域課題解決モデル事業」採択先の現場視察。
  先進事例の視察を行うことにより、新しい公共支援事業について、運営委員の理解を深める。
3.参加者
  高橋副委員長、塚越委員、加藤委員、冨山委員、
  NPO法人MITO21 矢萩氏
  地域計画課 奥間嘱託
  県民運動推進室 石井係長
  常陽地域研究センター 貝塚研究員 以上8名
4.視察先・ヒアリング概要
  (1) 千葉市第16地区自治町内会連絡協議会
     自治会連絡会協議会役員、市役所職員等から活動内容・ふれあい広場「陽だまり」
     の概要を説明していただいた(説明後、陽だまりの見学を実施)。
    ・この地域は高齢化率が30%を超え、健康に不安をもつ住民が増加している。
     他方、地域に位置する淑徳大学とは良好な関係を構築しており、看護学部で
     は7割以上の学生がボランティアの参加を希望。昨年度より、地域と大学が
     連携し、地域課題の解決を図るモデル事業「住民参加と地域資源の協働によ
     る『安全・安心のまちづくり』」に取り組んでいる。
    ・小学生の下校時間に合わせ、防犯パトロールを実施。加えて、土曜の夜間に
     は青色回転灯装備車で町内を巡回している。こうした取り組みの結果、地域の
     犯罪件数は535件から339件に減少している。
    ・商店街の空き店舗を改修し、地域の諸団体の活動拠点、地域住民の集う場
     「陽だまり」を本年7月に開設。「陽だまり」では飲み物の提供や淑徳大学に
     よる健康・栄養相談(月2回)を実施しており、小学生から高齢者まで様々な
     地域住民が利用している。
  【今後の課題】
    ・モデル事業終了後の財源確保と推進方針をどのようにするか。 
    ・「陽だまり」の協力者の確保
ふれあい広場「陽だまり」

ふれあい広場「陽だまり」

千葉市第16地区自治町内会連絡協議会による事業の説明

千葉市第16地区自治町内会連絡協議会による事業の説明

  (2) 流山市新市街地地区安心・安全まちづくり協議会
     ㈱新都市ライフ岡嶋次長より協議会の活動内容等を説明していただいた。
   ・流山おおたかの森駅周辺地域は、TXの開通により急速に発展。平成17年、
    良好な環境を有する市街地を形成するため、市とURが発起人となり「安心・
    安全まちづくり協議会」を設置した。
   ・当初の実績として、「子育て安心」が挙げられる。駅前に保育所を設置すると
    ともに、近隣にある複数の保育所へのバス送迎拠点も設け、待機児童の解
    消を図った。駅前で子どもを預け、引きとることができるため、特に女性の働
    きやすいまちとして評価が高まった。
   ・東日本大震災時、この地域では多くの帰宅困難者が発生した。また、マンション
    住民等の不安感が問題となった。そこで、NPO等の多様な主体が連携し、防災
    福祉を中心に据えた新たな取組「安心・安全多次元協働事業~連携・協働の拡
    大と発展による防災福祉のまちづくり~」を開始した。
   ・この事業は、(独)防災科学技術研究所が提供するGISマップに、震災時の避難
    場所や治療、食料収集の拠点を記載するほか、地域イベントで炊き出しを実施。
    結果、地域とNPO、市の連携が深まっている。
  【今後の課題】
   ・モデル事業終了後の推進 
   ・個人情報保護法の壁による困難な高齢者支援
流山市新市街地地区安心・安全まちづくり協議会

流山市新市街地地区安心・安全まちづくり協議会による事業の説明

駅前に保育所を

駅前にある保育所の視察